ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年3月3日_記事番号:T00107714
米電気自動車(EV)大手、テスラが現地時間1日に発表したメキシコ北東部のヌエボ・レオン州での工場建設に合わせ、電子機器受託生産大手の和碩聯合科技(ペガトロン)と広達電脳(クアンタ・コンピューター)がメキシコ投資を拡大している。ペガトロンの投資額は累計2億1400万米ドル、クアンタは1億3000万米ドルに上るとみられる。3日付工商時報が報じた。
テスラは、2〜3年前にサプライヤーに対し、メキシコ工場建設の計画を通知していたとみられる。
メキシコ工場は、テスラにとって米国以外で、上海、ドイツのベルリンに続く3カ所目の工場となる。今後も世界各地に生産拠点を拡大し、2030年までに年産能力を2000万台まで引き上げる目標を掲げている。
ペガトロン、投資額2倍に
ペガトロンは21年、他のサプライヤーより一足先に、チワワ州シウダー・フアレスの工場にテスラ向け生産ラインを設置することを決定していたようだ。フアレス工場はテスラのテキサス工場から車で12時間、テスラのメキシコ新工場からは車で13時間の距離に位置する。廖賜政・総経理は、主要顧客に1日以内に届けられると語った。
ペガトロンのメキシコ投資計画は昨年9月時点で累計9500万米ドルだったため、2億1000万米ドルとなれば、2倍以上になる見通しだ。
ペガトロンは、既に求人サイトで人材募集も始めている。
ペガトロンは現在、桃園工場と江蘇省蘇州工場でも、テスラ向けに生産し、電子制御ユニット(ECU)、センターコンソール、充電スタンドなどを供給している。
クアンタ、2000人雇用か
クアンタは22年7月、テスラが新工場を建設予定のヌエボ・レオン州で、メキシコ新工場に着工した。クアンタは、メキシコ工場は現地のパートナーとの協力案件だとして、投資額は公表していない。
現地の業者によると、クアンタの投資額は1億3000万米ドル。ECUと先進運転支援システム(ADAS)のエンジニアを中心に募集しており、現地で2000人を雇用するとみられる。
メキシコ工場は、テスラにECUを供給し、ADASは他の米国の自動車メーカー向けとなるようだ。
クアンタは現在、テスラの上海工場にECUを供給している。
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