ニュース その他分野 作成日:2023年3月6日_記事番号:T00107737
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は4日、台湾大学の就職活動フェア(就職博覧会)に出展し、大学での新卒採用活動を本格スタートした。修士課程修了のエンジニアの初任給は、年収で200万台湾元(約890万円)に上る可能性がある。今年は6000人以上を▽桃園市、▽新竹県市、▽台中市、▽台南市、▽高雄市──など各地で採用する計画だ。5日付工商時報などが伝えた。
TSMCの台湾大学の出展ブース。続いて▽陽明交通大学、▽成功大学、▽中山大学──など16校で採用イベントを開催する(4日=中央社)
TSMCは、▽電子、▽電機、▽光電、▽機械、▽物理──など理工学系(学部)の大学卒業予定者、修士課程、博士課程修了予定者や、関連業務の経験者の入社を歓迎すると説明した。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)、人工知能(AI)やビッグデータの発展に伴い、次世代スマート工場のため、関連分野の人材を求めている。
TCC、再生エネ人材募集
台湾大学の就職活動フェアは、TSMC、聯発科技(メディアテック)、鴻海精密工業、華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)など310社が448小間のブースを出展している。
半導体製造装置大手、オランダのASMLは、今年は▽顧客支援サービス、▽技術開発、▽スマート製造、▽世界のサプライチェーン(供給網)管理──など約600人を募集する予定だ。入社後に6〜十数カ月の研修を実施し、研修費用は1人当たり500万〜600万元に上る。
電源装置大手、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)は、研究開発(R&D)人材の初任給を修士課程修了者で最高7万5000元、博士課程は9万6000元に引き上げると発表した。今年の台湾での採用予定は2500人と、前年比66%増やす。
セメント最大手で、近年グリーンエネルギー事業に注力する台湾水泥(台湾セメント、TCC)は▽電池(バッテリー)、▽エネルギー、▽ESG(環境・社会・ガバナンス)戦略、▽カーボンマネジメント──など500人余りを募集する。
海運大手の万海航運(ワンハイラインズ)は、大卒の一般職の初任給は月給4万7000元から、船員の甲級の実習生は5万元から。
航空最大手、中華航空(チャイナエアライン)は、新型コロナウイルス後の需要を受け、今年はパイロット(操縦士)120人を募集する。うち60人は自社養成パイロット。初任給は20万元から。
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