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AMDがファウンドリー事業参入、TSMCに打撃も


ニュース 電子 作成日:2008年10月8日_記事番号:T00010775

AMDがファウンドリー事業参入、TSMCに打撃も

 
 米大手プロセッサメーカー、AMDは7日、傘下の半導体製造部門を独立させ、アラブ首長国連邦・アブダビの政府系投資会社と合弁で新会社「ファウンドリー(Foundry)」を設立し、ファウンドリー事業に参入すると発表した。新会社はAMDがIBMと結ぶ提携関係(fab club)に参加するとみられる。ファウンドリー市場における新たな勢力の誕生で、台湾積体電路製造(TSMC)のハイエンドプロセスの受注への影響が懸念されている。

 業界では先ごろ、TSMCがAMDからプロセッサを受託し、来年第2四半期末に量産に入るとの観測が報じられたが、AMDのファウンドリー参入により両社の提携関係に異変が生じる可能性が出ている。

 AMDのダーク・マイヤー最高経営責任者(CEO)は同日、新会社はAMDだけでなく他社の半導体も受託生産すると表明したが、「TSMCや聯華電子(UMC)とのパートナー関係には影響しない。AMDのグラフィックチップおよびチップセット製造は今後もTSMCに委託する」と語った。