ニュース 機械 作成日:2023年3月7日_記事番号:T00107764
工作機械の展示会、台北国際工具機展(台北インターナショナル・マシン・ツール・ショー、TIMTOS)が6日、開幕した。期間は11日まで。18カ国・地域の1000社以上が6200小間のブースを出展しており、80カ国・地域からバイヤー4000人が訪れる見通しだ。主催の台湾機械工業同業公会(TAMI)の魏燦文・理事長は、20億米ドル以上の受注が見込めると語った。7日付経済日報などが報じた。
蔡英文・総統(中)は6日のTIMTOS開幕式で、台湾の機械産業の生産額は5年連続で1兆元を超えており、(半導体、液晶パネルに続く)3番目の1兆元産業だと語った(6日=中央社)
会場は、台北南港展覧館1館、2館と台北世界貿易センター1館。来場者は延べ5万人と見込む。
台中精機(ビクター台中)の黄明和・董事長は、4年ぶりに海外から多くのバイヤーが訪れており、工作機械産業の景気回復は下半期と見込んでいたが、第2四半期に早まりそうだと語った。
初日から大型受注
程泰集団傘下の程泰機械(グッドウェイ・マシン)は6日、旋盤11台、計6500万台湾元(約2億9000万円)を受注した。程泰集団傘下の亜崴機電(AWEAメカトロニック)は7日に2社と計16台、1億元近い受注を契約する見通しだ。
程泰集団の楊徳華・董事長は、最近イタリア、トルコ、米国からの大口受注が増えており、コロナ前の水準に戻りつつあると明かした。グッドウェイの受注残高は12億元、AWEAは13億元に上り、程泰集団の今年の連結売上高は前年比1~2割増え、70億元を上回ると予測した。
AWEAは、今年1月から中部科学園区(中科)の工場で従業員の「減班休息」(景気を理由とした労働時間削減。いわゆる「無給休暇」。実際には有給を含む)を実施していたが、3月に取りやめたようだ。
工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)の卓文恒・董事長は、産業の景気は既に改善しているとの見方を示した。上銀集団のハイウィンと大銀微系統(ハイウィン・マイクロシステム)は、昨年末時点と比べ、受注見通しが1カ月延びている。
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