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資金洗浄疑惑、陳前総統「大物の口座に送金」と証言


ニュース 政治 作成日:2008年10月9日_記事番号:T00010783

資金洗浄疑惑、陳前総統「大物の口座に送金」と証言

 
 陳水扁前総統は8日、台北地裁で自らのマネーロンダリング(資金洗浄疑惑)について証言し、今年2月下旬に海外送金した191万米ドル(約1億9,200万円)を「大物から提供を受けた口座に送金した」と証言した。9日付中国時報などが伝えた。

 陳前総統は問題の資金を「大物」から提供された4つの銀行口座のうち2つの口座に4回に分けて送金したと説明した上で、国交樹立など外交資金に充てるつもりだったと証言した。ただ、「大物」の実名については「非公開の法廷でなければ話せない」として言及を避けた。

 陳前総統は裁判官の質問が海外口座に送金した資金の移動経緯など核心に触れると、数十回にわたり「妻に聞いてほしい」と繰り返し、責任を呉淑珍夫人に転嫁した。 

 裁判官が「資金を台湾に留め置かず、海外に送金した理由は何か」と尋ねたのに対しても、陳前総統は「妻が都合が悪いと言ったからだ」などと証言。「金は誰のものか」との質問には「選挙資金の余りだ」と述べ、言葉尻を濁した。