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作成日：2008年10月9日_記事番号：T00010785
亜洲信託本店ビル、台湾人寿が落札
台湾人寿保険は８日、中央存款保険公司（預金保険機構に相当）が実施した亜洲信託投資本店ビルの売却入札で、落札業者に決まった。落札価格は30億3,000万台湾元（約94億円）で、敷地１坪当たりの落札価格は南京東路沿いの物件では最高水準となる586万元だった。９日付工商時報が伝えた。
亜洲信託本店ビルは、台北市中心部の南京東路と松江路の交差点にあり、落札価格は2006年６月に宏盛建設が落札した六福皇宮（ザ・ウェスティン・タイペイ）向かいの商業用地の１坪当たり410万元を大幅に上回った。
不動産業界関係者は「建物の現状を考えると、建築面積１坪当たりの時価は42万～45万元、合計で27億～30億元で、台湾人寿の落札価格はほぼ時価と同水準だ」と分析した。
亜洲信託本店ビルの落札者は７日の競争入札では決まらず、８日の価格交渉に持ち越されていた。
