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台北市の中小型オフィス物件、価格上昇が2年ぶりに止まる


ニュース 建設 作成日:2008年10月9日_記事番号:T00010790

台北市の中小型オフィス物件、価格上昇が2年ぶりに止まる

 
 永慶房屋の調べによると、第3四半期の台北市のB級(中小型)オフィス物件の1坪当たりの平均成約価格は38万1,000台湾元(約117万2,000円)と前期比6%下落し、約2年間続いた上昇がマイナスに転じた。経済環境の悪化により不動産市場で買い手の購入意欲が低下していることに加え、台北市で登記している企業数が第2四半期の5万7,861社から第3四半期は5万4,897社にまで減少したことも影響しているとみられる。9日付工商時報が報じた。

 台北市のB級オフィス価格は2006年の1坪29万7,000元を底に、今年第2四半期の同40万5,000元まで上昇を続け、その上昇幅は36%に達していた。永慶房屋仲介事業部の黄増福協理は、「今後さらに1~2割程度下落する余地がある」と予測している。

 また空室率に関しては、台北市の主要商業エリアでは、A級(大型)オフィスで1.37%低下した以外は、AB級で1.24%、B級で1.09%上昇しており、オフィス市場でも二極化が進んでいるようだ。