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23年ノートPC出荷2桁減、コンパル予測【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2023年3月16日_記事番号:T00107949

23年ノートPC出荷2桁減、コンパル予測【図表】(トップニュース)/台湾

 ノートパソコン受託生産世界2位、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は15日、2023年のノートPC出荷台数は前年比10~15%減少すると予測した。世界最大手の広達電脳(クアンタ・コンピューター)は、通年見通しを示していないものの、2桁減少は免れないとみられている。新型コロナウイルス特需終了後の低迷脱却は、来年以降となりそうだ。16日付経済日報などが報じた。

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 コンパルは、第1四半期(1~3月)のノートPC出荷台数は前期比10%減少するものの、第2四半期(4~6月)は5%増加し、底打ちすると予測した。下半期(7~12月)は上半期を上回るが、通年では前年比10~15%減少すると予測した。

 クアンタは、閑散期の第1四半期のノートPC出荷台数は、前期比20%減少すると予測した。

中国以外の生産4割へ

 コンパルの翁宗斌・総経理は、24年は法人向けートPC需要が非常に好感できると語った。ロシアのウクライナ侵攻やインフレなど環境の変化で23年は依然慎重視しており、マイクロソフト(MS)のOS(基本ソフト)Windows8.1(ウィンドウズ8.1)の23年1月のサポート終了による買い替え需要が24年にずれ込むと予測した。

 米デルが25年までに中国での生産を縮小するとのうわさについて翁・総経理は、顧客にそのような計画はないが、リスク分散は既定路線で、コンパルはベトナム工場やメキシコ工場があると語った。コンパルは25年に中国以外の生産能力は40%まで拡大すると予測した。

減収減益

 クアンタの22年連結売上高は前年比13.4%増の1兆2804億2900万台湾元(約5兆5500億円)、純利益は14.0%減の289億5700万元だった。

 コンパルの22年連結売上高は前年比13%減の1兆732億4600万元、純利益は42%減の72億8800万元で、過去5年で最低だった。

 クアンタの22年ノートPC出荷台数は5770万台、コンパルは3930万台だった。

 クアンタとコンパルの21年ノートPC出荷台数は世界市場シェア5割以上、緯創資通(ウィストロン)、英業達(インベンテック)、和碩聯合科技(ペガトロン)を合わせた5社では世界シェア8割だった。

 

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