ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台達電集団、太陽電池事業拡大に積極姿勢


ニュース その他製造 作成日:2008年10月9日_記事番号:T00010795

台達電集団、太陽電池事業拡大に積極姿勢

 
 8日、傘下の太陽電池メーカー、旺能光電(デルソーラー)の新工場(桃園県龍潭郷)起工式に出席したアダプタ最大手、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)の鄭崇華董事長は、「来年はまれに見る不景気となる」という予測を示しつつも、「事業縮小や人員削減の計画はなく、再生エネルギー産業で積極に商機を狙う」という意欲を語った。9日付電子時報が報じた。

 旺能は太陽電池参入後にポリシリコン原料の不足に直面したが、間もなくこの問題が解消される状況となったため、生産能力拡大に踏み切った。

 また、台達電本体も薄膜太陽電池関連事業への参入に積極的で、すでにガリウムひ素(GaAs)薄膜太陽電池のモジュールやシステムの製造への参入を検討している。しかし、非シリコン系薄膜電池は現在、エネルギー変換効率が10%に満たないため近い将来の参入はないが、今後も検討を続けていく方針だ。

 鄭董事長はまた、同集団がワールドゲームズ(2009年7月16日~26日開催)のメインスタジアムとなる高雄世界運動会主場館に太陽エネルギー発電システムを取り付けを行うなど、同産業への参入が太陽電池製造にとどまらないことを強調した。