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コーニング、台中工場拡張計画を2年延期


ニュース 電子 作成日:2008年10月9日_記事番号:T00010806

コーニング、台中工場拡張計画を2年延期

 
 米ガラス基板大手のコーニングが、台中の液晶ディスプレイ向けガラス基板工場の第4期拡充計画を2010年末まで延期し、第4四半期に予定していた生産ラインを止めて行う溶鉱炉の点検補修作業を来年初めに延期すると発表した。また同社は08、09年の2年間の資本支出を4億~6億米ドル下方修正した。9日付工商時報が報じた。

 コーニングおよび同社とサムスンの合弁会社、サムスン・コーニング・プレシジョン・ガラス(SCP)を合わせた第3四半期のガラス基板出荷枚数は、予想を下回る前期比2%の成長にとどまった。しかしコーニングのジェームズ・フローズ最高財務責任者(CFO)は、サプライチェーンの在庫水位は今後低下し、台湾のパネルメーカーの出荷量も8月は増加し、価格の下落も緩やかになっていると指摘した。

 フローズCFOはまた、来年の見通しについて、「先行きは不透明だが、09年の液晶ディスプレイ用ガラス基板市場(出荷面積)は15~25%の成長に落ち着く」と、今年の22億5,000万平方メートル(?)から来年は26億5,000万~29億?まで成長すると予測した。