ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

広達9月22%減収、ネットブック効果現れず


ニュース 電子 作成日:2008年10月9日_記事番号:T00010809

広達9月22%減収、ネットブック効果現れず

【電子】
 
 広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が8日発表した9月の連結売上高は615億3,000万台湾元(約1,900億円)で、前年同期比で22.63%減少した。1~9月では前年同期比13.4%増の5,906億7,000万元。同社は9月、宏碁(エイサー)や聯想集団(レノボ)などからの低価格ノートパソコン(ネットブック)受注で出荷台数は増加 したものの売上貢献は乏しく、逆にネットブックを受注していない緯創と英業達が売上高を前年同月比で大幅に伸ばした。9日付電子時報が報じた。
 
 広達の9月の出荷台数は330万台で、前月の310万台から20万台増加した。しかし、売上高の前月比成長率は0.3%にとどまり、ネットブック受注による出荷増は、ほとんど売上増に結び付いていない。同社の第3四半期の出荷台数は970万台で、目標としていた1,000万~1,044万台を下回った。同社はこのため、通年の出荷目標を下方修正する可能性を示唆した。同社の通年出荷台数の当初目標は4,000万台だが、「3,700万~3,800万台」という現段階の市場予測について「合理的な予想数値」とコメントしている。
 
 緯創の9月の連結売上高は498億1,200万元で、前月比44.46%増、前年同月比67.79%増となった。1~9月は前年同期比58.22%増の3,006億4,200万元だった。
 
 英業達は東芝のコンシューマ機種の受注により、9月は前月比11.43%増、前年同月比75.75%増の405億1,100万元の売上高を記録した。1~9月では前年同期比51.35%増の2,452億1,900万元となった。