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兆豊金の9月赤字、業界最悪の73億元


ニュース 金融 作成日:2008年10月13日_記事番号:T00010822

兆豊金の9月赤字、業界最悪の73億元

 
 兆豊金融控股が9日に発表した9月の純損失は、米国発の金融危機で外貨建債券の評価額が大幅に値下がりしたことにより、市場予測の30億元を大きく上回る同社設立以来最悪の73億6,100万台湾元(約230億円)に上った。10日付経済日報が報じた。
  
 兆豊金はこれについて、同社は外貨建債券の評価を月ごとに行っており、世界市場の変化の影響を受けやすいためだと指摘した。1~8月の純利益は49億8,700万元だったため、9月で赤字に転落した。

 兆豊金は傘下8社のうち6社が赤字だった。最も純損失が大きかったのは兆豊銀行で48億1,400万元。このうち経営破綻(はたん)した米リーマン・ブラザーズの投資商品関連が30億4,000万元を占めた。

 域内の金融持ち株会社で、兆豊金に次いで純損失が大きかったのは、▽新光金融控股、61億元▽中国信託金融控股、19億7,600万元──だった。