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人気の商業エリアも低迷、店じまい相次ぐ


ニュース 建設 作成日:2008年10月13日_記事番号:T00010823

人気の商業エリアも低迷、店じまい相次ぐ

 
 台北市万華区の西門商圏や士林区の天母商圏など従来人気の商業エリアで、消費の低迷を受けて売り上げが伸びず、撤退を決める店舗が相次いでいる。これらのエリアの空室率はいまや12~20%に上る。13日付工商時報が報じた。
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 台北市で空室率が高いのは、▽天母商圏、20%▽光復南路(信義区)、15%▽南京東路四、五段(松山区)、14%▽西門商圏、12%▽東区商圏(大安区)、12%──などだ。

 チェーン店の業界団体、台湾連鎖加盟促進協会の李培芬秘書長によると、特に個人店主が多い西門商圏で、不景気による店舗の撤退が多く見られる。チェーン店の場合、家主と5年以上の長期契約を結んでいることが多いため、不況の影響はすぐには出ないが、来年の出店計画はほぼ半減しているという。

 不動産仲介業者、欣元商仲の焦文華総経理によると、消費の低迷で店舗の売上高は30%減少。天母商圏では年初から既に30店以上が撤退しており、空室が店舗で埋まるまでに2~3年はかかると予測している。また、チェーン店の30%が家主に賃料の値下げを要求しており、5~20%の引き下げに成功している。