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聯発科がMEMS参入、携帯電話への応用に注力


ニュース 電子 作成日:2008年10月13日_記事番号:T00010838

聯発科がMEMS参入、携帯電話への応用に注力

 
 IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)が、関連技術を海外から購入して微小機械電子システム(MEMS)領域に進出するもようだ。早ければ来年、携帯電話メーカー向けに出荷を開始する見込みだ。13日付経済日報が報じた。

 台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)、日月光半導体(ASE)などが相次いでMEMSの受託生産、パッケージング・テスティング(封止・検査)領域に進出する中、聯発科やUMC傘下の原相科技(ピクスアート・イメージング)などIC設計業者も同領域に参入することにより、台湾のMEMSサプライチェーンは完成に向かうことになる。

 MEMSの応用領域は広範囲にわたり、現在最も重視されているのは携帯電話向けMEMSマイク、コンシューマ向け製品および自動車用センサーなどの市場だ。アップルのiPhone 3Gや任天堂のゲーム機WiiにもMEMSマイク技術が使われている。

 市場調査機関、アイサプライ(iSuppli)によると、2012年段階のMEMS世界市場における出荷額は07年の3倍に当たる8億6,690万米ドルに達し、携帯電話への応用が60%を占めると予測している。