ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「来年の経済成長5.08%は困難」、陳添枝・経建会主委


ニュース その他分野 作成日:2008年10月14日_記事番号:T00010850

「来年の経済成長5.08%は困難」、陳添枝・経建会主委

 
 行政院経済建設委員会(経建会)の陳添枝主任委員は13日、行政院主計処が予測している来年の経済成長率5.08%について「現状から見て達成は困難」という見方を示し、来年は「安定優先、成長はその次」という姿勢で経済政策に取り組むと語った。政府は11月に同成長率の下方修正を予定しており、一部の専門家からは4%以下となるという声も聞かれる。14日付経済日報が報じた。

 同日開かれた経建会の来年度予算審査会で、立法委員からの「今回の金融危機はいつまで続くのか」という質問に陳主委は、「金融危機そのものは年内には収束するが、その後遺症がもう少し続く。いつまでかは予測が難しい」と答えた。

 陳主委はまた、台湾企業に対する金融危機の影響を回避するため、金融の過度な緊縮を避けると語り、「銀行の貸し渋りのため企業の資金繰りが悪化するようなことがあれば、政府が対策を打ち出す」と表明した。

 宝華総合経済研究院の梁国源院長は、「政府政策の方向性は正しいが、執行効率を高めなければならない。一つ一つの政策についてその効果を吟味し、新たな就業機会を生み出すことで民間消費拡大につなげるべき」と指摘した。