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10月の自動車販売失速、金融危機が直撃


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年10月14日_記事番号:T00010863

10月の自動車販売失速、金融危機が直撃

 
 交通部数拠所によると、世界的な金融危機の影響で、10月上旬の自動車販売台数は前年同期を13.8%も下回る3,691台にとどまった。前月同期に比べても26.1%の減少を記録した。このため業界では、10月の自動車販売予測を当初の1万8,000~2万台から1万6,000~1万8,000台に下方修正する動きが広がっている。14日付工商時報が報じた。

 自動車メーカー各社は、米金融安定化法案が議会で可決され、今月中旬以降に三陽工業(SYM)、台湾ホンダが新車を発表すれば、販売需要が喚起されると見込んでいた。しかし、10月上旬の販売不振はメーカーの不安を増大させている。

 中華汽車工業幹部は、「現在の状況ならば、10月の自動車販売台数は(市場全体で)1万6,000台前後にとどまる」と予測した。

 和泰汽車幹部も「9月の台風来襲による納車の遅れで、10月には販売台数が2万台に達すると見込んでいたが、現状から考えると1万8,000台にとどまるのではないか」と分析した。

 三陽工業は15日に韓国現代自動車の小型バン「ラヴィータ」、台湾ホンダは24日に小型車「フィット」の発売を予定している。