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自動車・二輪車
作成日:2008年10月14日_記事番号:T00010864
9月の中古車販売台数、ガソリン下落でマイナス幅縮小
自動車業者によると、9月の中古車(3.5トン以上を含む)の名義変更件数は前年同月比1.3%マイナスの5万6,559台で、ガソリン価格の下落によって市場の縮小が抑えられ、前年比のマイナス幅が今年3月以来で最小となった。14日付工商時報が報じた。
中古車市場では例年、9月から翌年の3、4月までがハイシーズンに当たるが、裕隆集団傘下で中古車情報サイトを運営する行将企業の洪舜彦総経理は、「今年も例外ではなく、3~4年前の年式で20万~30万台湾元(約62万~93万円)の1,600cc~1,800cc中型セダンが売れ行きがよかった」と話した。価格も前月比1万元程度(3~5%)上昇し、行将企業の中古車オークションサイトでは、9月の取引量は前月の2倍に増えたという。
また和運租車の中古車のオークション販売センターでも、9月末から10月初めにかけて競売に参加する中古車業者が以前より30%増加し、和泰汽車が台湾全土11カ所に保有するトヨタ車の中古車販売拠点でも販売量が目標を25%上回っているという。
ただ、1~9月の累計では前年比7.1%マイナスの51万6,834台となっており、業者は「世界金融危機の影響が拡大すれば、通年で70万台を下回り、2001年以来最低となる可能性もある」と懸念を示した。