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来年のHPノートPC委託、緯創が受注失敗か


ニュース 電子 作成日:2008年10月14日_記事番号:T00010874

来年のHPノートPC委託、緯創が受注失敗か

 
 計3,000万台を超える米ヒューレット・パッカード(HP)の、来年のノートパソコン(ノートPC)生産委託先が決まったもようだ。観測によると、最大の委託先は広達電脳(クアンタ・コンピュータ)で変わらないものの、緯創資通(ウィストロン)はオファー価格の高さがネックとなって受託に失敗し、英業達(インベンテック)とフレクストロニクス・インターナショナルが受注量を伸ばすなど、HPのサプライチェーンに再編の波が起きているとみられる。緯創はこれについて「受注状況についてはコメントしない」と答えた。14日付工商時報が報じた。
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 緯創は来年のノートPC出荷台数について40%増の2,800万台を目指すとしており、業界で最も強気だが、HPからの受注失敗が事実とすれば、500万台以上が失われることになり目標達成は厳しくなる。

 来年はインテルのノートPC用プラットフォームで世代交代が予定されるほか、アスペクト比(横縦比)16対9のワイド画面と発光ダイオード(LED)バックライトが全面的に導入されてノートPCの設計に大きな変化が生じる見通しで、受託メーカーにとっても、顧客のサプライチェーン再編に直面することになる。