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資金洗浄疑惑、前調査局長が起訴事実認める


ニュース 政治 作成日:2008年10月15日_記事番号:T00010879

資金洗浄疑惑、前調査局長が起訴事実認める

 
 陳水扁前総統をめぐるマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑に関する資料を入手した前法務部調査局長の葉盛茂被告が機密漏えい罪などに問われた裁判の初公判が14日、台北地裁で開かれ、葉被告は起訴事実を認めて謝罪した。15日付中国時報が伝えた。

 葉被告は昨年12月に英領ケイマン諸島にある陳前総統一家の海外資金に関する資料を入手したが、直ちに陳聡明検事総長に報告せず、同月に陳前総統事務室の林徳訓主任に資料の存在を漏らしたことを認めた。葉被告は法廷で5回にわたり、「自分が間違っていた」と述べ、「陳検事総長に申し訳ない」と謝罪した。  葉被告は取り調べに対し、陳検事総長には口頭で報告していたと主張していたが、初公判では陳検事総長に文書でも口頭でも報告していなかったことを認めた。虚偽の供述をした理由については「責任を逃れたいと考えた」と述べた。

 また、陳前総統は今月8日の証人尋問で今年1月に情報を知ったと述べたが、それが虚偽である疑いも浮上した。