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ホテルが一斉セール、海外旅行需要に対抗【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2023年5月9日_記事番号:T00108825

ホテルが一斉セール、海外旅行需要に対抗【図表】(トップニュース)/台湾

 ホテル大手の雲朗観光(LDCホテルズ&リゾーツ)などが、26~29日開催の上半期(1~6月)最大の旅行フェア、台北国際観光博覧会(台北ツーリズムエキスポ、TTE)に先駆け、独自にオンラインフェアを開催し、宿泊券や食事券などを特売している。新型コロナウイルス収束で、海外旅行需要が回復する中、夏季休暇や下半期の商機を先取りする狙いだ。9日付工商時報などが報じた。

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 オンラインでセールを実施しているのは、▽台北喜来登大飯店(シェラトングランド台北ホテル)、▽寒舎艾麗酒店(ハンブルハウス台北)、▽長栄鳳凰酒店礁渓(エバーグリーン・リゾートホテル礁渓)、▽JR東日本大飯店台北(ホテルメトロポリタンプレミア台北)、▽旅行会社最大手、雄獅旅行社(ライオン・トラベル・サービス)──など。

 雲朗観光は5月12~24日まで、2024年5月まで使用できる宿泊券を最大72%引き、食事券を49%引きで販売する。

 雲朗観光は、商品の売れ行きから市場のトレンドを探り、下半期の台北国際旅展(台北インターナショナル・トラベルフェア、ITF)の参考にするとコメントした。

客室稼働率、6~8割に回復

 雲朗観光は、傘下ホテルの第1四半期(1~3月)客室稼働率が7割に上り、客室平均単価は8割と、新型コロナ前の19年の水準まで回復した。

 寒舎餐旅管理顧問(マイ・ハンブル・ハウス・ホスピタリティー・マネジメント・コンサルティング)傘下のシェラトン台北やハンブルハウス台北などは、第1四半期の客室利用率が65%と、19年の同期の9割まで回復した。客室単価は平均7000元で、19年同期と同水準だ。

 国泰飯店観光事業(キャセイ・ホスピタリティ・マネジメント)傘下ホテルの客室利用率は81%だった。和逸飯店(ホテルコッツィ)台北忠孝館、台北民生館は、飲食事業売上高が19年同期の3倍に成長した。

リージェント台北、ビジネス客回復

 ホテル最大手の晶華国際酒店(フォルモサ・インターナショナル・ホテルズ、FIH)が8日に発表した第1四半期の売上高は、17億3900万台湾元(約77億円)で、新型コロナ前の19年同期の16億8000万元と比べ、22.39%増加した。

 FIHは、新型コロナ水際対策の撤廃や航空便の運航再開で、国際ビジネス客や観光客が徐々に正常化しており、特に国際ビジネス客が中心の台北晶華酒店(リージェント台北)は恩恵を受けていると指摘した。

 

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