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高雄港コンテナ取扱量、世界12位に後退か


ニュース 運輸 作成日:2008年10月15日_記事番号:T00010889

高雄港コンテナ取扱量、世界12位に後退か

 
 交通部航政司が14日発表したところによると、高雄港の8月のコンテナ取扱量は、昨年同月比0.04%減となり、中国の広州、寧波に抜かれた。高雄港務局の謝明輝局長は、今年は中国の広州、寧波、青島で取扱量が大幅に成長しており、同3港に上海、香港、深圳を加えた中国6港が年間ランキングで10位以内に入ると予測している。一方の高雄港は2007年の8位から12位まで順位を下げそうだ。15日付経済日報が報じた。

 謝局長は、取扱量の引き上げに向けて努力中だとして、ドイツ・ハンブルク、オランダ・ロッテルダムを上回って10位以内を確保したいとしている。

 しかし謝局長は一方で、高雄港の埠頭(ふとう)は既に満杯状態で、取扱量が1,000TEU(20フィートコンテナ換算の取扱量)に達すると飽和状態となるため、海運業者のコンテナ保管場所がないと説明。このため短期的には、周辺の唐栄鉄工廠の土地38.8ヘクタールを購入してコンテナ積卸場およびコンテナヤードに充てることを計画しているほか、中期的には陽明海運(ヤンミンライン)に第6コンテナセンターの完成を急ぐよう要求するなどの対策を取っている。

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