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中華開発金控、辜氏一族が経営権獲得


ニュース 金融 作成日:2007年6月20日_記事番号:T00001089

中華開発金控、辜氏一族が経営権獲得

 中華開発工業銀行などを傘下に置く金融持ち株会社、中華開発金融控股(開発金)は15日、役員改選を行い、中国信託グループを率いる辜氏一族が役員定数の3分の2を獲得し、経営権を獲得した。

 開発金をめぐっては、財政部と辜氏一族が経営権を争ってきた。これまで政府系株主を代表して董事長を務めてきた林誠一氏は、中国信託の支持を受け、続投が決まった。
 財政部は当初、中国信託が開発金への持ち株比率15%を確保すれば、経営権掌握を容認する方針だった。しかし、中国信託による開発金株買い増しが遅れたことなどを理由に、財政部は経営撤退の方針を改め、中国信託と経営権を争っていた。

 財政部は「辜氏一族が経営権を取得したことには疑問を感じる。金融監督管理委員会(金管会)に文書を送り、大株主の適格性などについて調査を求める」と、改選結果に不満を表明した。