ニュース その他製造 作成日:2023年5月15日_記事番号:T00108928
全固体電池メーカー、輝能科技(プロロジウム・テクノロジー)は12日、フランス北部のダンケルクで、年産能力48ギガワット時(GWh)のギガファクトリーを建設し、2026年末までに稼働すると発表した。同社初の海外工場となる。また13日、桃園科技工業園区(桃科、観音区)で今年下半期(7〜12月)に、世界初となる年産能力1〜2GWhのギガファクトリーを稼働すると発表した。全固体電池は、リチウムイオン二次電池に代わる電気自動車(EV)の次世代バッテリーとして期待されている。14日付工商時報などが報じた。
楊・執行長(右1)の記者会見には、マクロン大統領(右2)のほか閣僚5人が出席した(輝能科技リリースより)
輝能科技は台湾時間12日夜ダンケルクで、フランスのエマニュエル・マクロン大統領らと共同で記者会見を開催し、投資計画を発表した。24年半ばに着工し、26年末に稼働、27年に量産を開始する予定だ。30年までに52億ユーロ(約7700億円)を投じる。研究開発(R&D)センターも併設する計画だ。
楊思枏・執行長は、欧州連合(EU)は35年からガソリン車の新車販売を原則禁止する方針で、フランス政府からの補助も受けられると説明した。
米国投資も視野
ジル・ノルマンド執行副総裁は、メルセデス・ベンツとベトナムの自動車メーカー、ビンファストから出資を受けており、米国投資の可能性もあると語った。
桃園市観音区のギガファクトリーは、投資額42億台湾元(約190億円)。
輝能科技は06年設立。中壢工業区にも工場がある。17年に全固体電池の試験生産を開始した。
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