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信義計画区「A10区画」、富邦人寿が土地使用権落札


ニュース 建設 作成日:2008年10月15日_記事番号:T00010894

信義計画区「A10区画」、富邦人寿が土地使用権落札

 
 台北市信義計画区の新光三越に隣接し、優良商業物件とされる政府所有地、「A10区画(1,928坪)」の土地使用権(50年)の競争入札が14日行われ、富邦人寿保険が36億7,700万台湾元(約115億6,000万円)で落札した。富邦人寿の親会社、富邦金融控股の龔天行総経理は「同地は信義計画区の中でも最高の立地条件を備えており、初期計画では高層部をオフィス、1~3階を商業施設とする複合ビルを建設する予定だ」と語った。また、百貨小売業と提携し て経営を委託する可能性もあるとしている。15日付工商時報が報じた。
 
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 最低入札価格を36億2,400万元とする「A10区画」の競争入札には富邦人寿のほか、新光人寿保険が36億2,668万元と共に低い価格で応札したが、富邦人寿が5,032万元の僅差で落札に成功した。

 龔総経理は「同地の容積率は450%に達し、総床面積の1坪当たりの容積コストは42万3,800元以下に抑えられる」としている。

 財政部国有財産局は今回の土地使用権入札に関し、落札者に対し権利金のほか、毎年の公告地価の5%を年間賃貸料として支払うことを義務づけている。不動産業者の試算によると、年間賃貸料は約7,000万元となる。