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台電、彰工発電所の環境調査やり直し


ニュース 公益 作成日:2007年6月20日_記事番号:T00001090

台電、彰工発電所の環境調査やり直し

 台湾電力は20日までに、彰化県の海岸部に建設を計画している「彰工火力発電所」の環境アセスメントが難航していることを受け、行政院環境保護署に提出した同調査の書類をいったん取り下げ、再調査を行う方針を固めた。調査報告の提出は来年にずれ込む見通しだ。20日付経済日報が報じた。

 台電はまた、低レベル放射性廃棄物最終処分場の建設候補地決定も来年の総統選挙以降に延期した。

 彰工火力発電所は石炭を燃料としており、地球温暖化防止の観点から反対論が根強く、当初予定の2011年完成は絶望視されている。台電は二酸化炭素排出の代償措置として、10万本の植樹計画を環境影響調査に盛り込む方針だ。

 低レベル放射性廃棄物最終処分場をめぐっては、屏東県牡丹郷、台東県達仁郷、大武郷が候補地として挙がっている。最終候補地決定の上、住民投票の実施が予定されている。