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セソダ、カリウム肥料高騰で好業績


ニュース 石油・化学 作成日:2008年10月15日_記事番号:T00010901

セソダ、カリウム肥料高騰で好業績

 
 カリウム肥料の高止まりを受け、業界大手の東鹸(セソダ)は第3四半期の売上高が過去最高を記録するなど、好業績を収めている。15日付経済日報が伝えた。

 同社は相場上昇を見越して、第3四半期に売り惜しみ戦略を取ったが、それでも売上高は過去最高となった。1~8月の1株当たり純利益は3.08台湾元(約9.7円)となり、既に前年実績を超えた。第4四半期はフル稼働で全量を出荷する方針だ。

 相場価格は原材料となる塩化カリウムを生産するロシアのBPCとカナダのカンポテクスの出荷価格に左右される。BPCは7月、カンポテクスは10月に塩化カリウムの出荷価格を1トン当たり1,000米ドルに引き上げた。

 セソダは原材料価格の高騰に伴い、カリウム肥料の価格を引き上げているが、7月に値上げして以降は価格を据え置いている。

 同社は今後の業績見通しについて、「来年もカリウム肥料が値上がりするかどうかは、BPCによる出荷価格次第だ」と指摘した。