ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

【速報】台プラ創業者の王永慶氏、米国で死去


ニュース 社会 作成日:2008年10月16日_記事番号:T00010909

【速報】台プラ創業者の王永慶氏、米国で死去

(16日午前9時=YSN)

 台湾各テレビ局によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の創業者で、「経営の神様」とうたわれた王永慶氏が15日9時38分(米国時間)、米国ニュージャージー州の病院で心不全により死去した。91歳だった。遺体はきょう16日、長栄航空(エバー航空)で台湾に運ばれる。

 王永慶氏は1954年に台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)を設立。一代でアジアを代表する石油化学のコングロマリットを築き上げた。半導体や医療、発電所、自動車などの事業にも取り組み、晩年は中国での石化プラント建設や、鉄鋼分野への参入計画に奔走した。

 王永慶氏はおいの王文淵氏を台塑集団の総裁に据えるなど、既に権限委譲を進めており、王永慶氏の死去が同集団の経営に直ちに影響を及ぼす可能性は低いとみられる。ただ、王永慶氏は晩年まで台塑集団の将来の方向性を示すことに大きなリーダーシップを発揮しており、後継者がこうした役割を果たせるかが同集団にとって今後の課題の一つとなりそうだ。