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100大企業の上半期利益、不景気で2割減少


ニュース その他分野 作成日:2008年10月16日_記事番号:T00010917

100大企業の上半期利益、不景気で2割減少

 
 台湾の100大企業グループも景気後退の影響を避けられず、今年上半期の利益が全体で前年同期比21.56%減少したことが明らかになった。100グループのうち69グループで利益が減少しており、16グループは赤字だった。16日付経済日報が伝えた。

 信用調査機関、中華徴信所は15日、「2008年台湾地区大型グループ企業研究」を発表した。今年上半期の業績上位3グループを見ると、資産総額では▽1位、国泰金融控股(昨年1位)3兆7,178億元▽2位、台塑集団(同6位)2兆4,624億元▽3位、合作金庫(同2位)2兆4,304億元──と金融業が多く上位に入り、純利益では▽1位、台塑集団(昨年1位)2,191億元▽2位、台湾積体電路製造(TSMC)(同2位)1,092億元▽3位、鴻海精密工業(同33位)1,046億元──とハイテク、製造業が上位を占めた。

 一方、同調査によると、2007年の上位100グループ全体の売上高は17兆6,000億台湾元(約54兆2,300億円)で、政府歳入の7.8倍に達し、売上高成長率は16.01%で域内総生産(GNP)成長率の6%を大幅に上回った。また、連結資産の総額は41兆7,603億元で過去最高を記録した。

 中華徴信所の劉任編集長は、過去のアジア金融危機の経験と照らし合わせた上で、台湾経済は09~10年にようやく景気の谷を迎えると指摘している。

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