ニュース 電子 作成日:2023年6月2日_記事番号:T00109297
対話型AI(人工知能)、ChatGPT(チャットGPT)登場によるAIブームを受け、パソコン大手、華碩電脳(ASUS)の胡書賓・共同執行長と宏碁(エイサー)の陳俊聖(ジェイソン・チェン)董事長は1日、PCの買い替え需要が起きると口をそろえた。陳・董事長は、近年スマートフォンで何でもできるようになり、PC産業は苦しい思いをしたが、生成AI登場で、生産性でスマホに勝るPCが必要になると指摘した。2日付工商時報などが報じた。
陳・董事長は、「流通在庫お化け」はいなくなったと語った(1日=中央社)
ASUSの胡・共同執行長は、リアルとデジタルのハイブリッド型の学習やビジネスがニューノーマル(新常態)となり、コンピューターは生産性の高いデジタルデバイスとして重要性が再認識されていると語った。
ASUSの胡・共同執行長は、カーボンニュートラルのトレンドと実践について講演した(1日=中央社)
2人は、アジア最大級の情報技術(IT)見本市、台北国際電脳展(コンピューテックス台北)で講演後、メディアのインタビューを受けた。
在庫調整は終了
両社はいずれも、PC市況は在庫調整が終わり、第1四半期(1~3月)に底打ちしたとの認識だ。年末商戦の需要期に向け、下半期(7~12月)のPC市況は、上半期(1~6月)より良くなると予測している。
ASUSの胡・共同執行長は、もはや在庫は問題でなく、需要が鍵だと語った。ただ、今年通年でみると、PC産業の需要は依然弱く、出荷量は前年を10~15%下回ると予測した。
エイサーの陳・董事長は、第2四半期(4~6月)に転換点を迎えており、第3四半期(7~9月)以降の新規受注が相次いでいると語った。教育機関の入札案件のほか、ビジネス向け、消費者向け、eスポーツ(ゲーム)向けPCの受注が多く、一部の部品を取り寄せていると明かした。
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