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遺産・贈与税、10年から10%に引き下げ


ニュース その他分野 作成日:2008年10月17日_記事番号:T00010946

遺産・贈与税、10年から10%に引き下げ


 行政院は16日の閣議で、減税幅をめぐり議論が続いていた遺産税(相続税)と贈与税の税率を2010年から10%に引き下げることを決定した。行政院賦税改革委員会が決定していた所得税控除額の引き上げについても同時に閣議決定した。

 李述徳財政部長は、「税制改革案は全体として税金逃れの誘因を解消し、遺産・贈与税の負担を軽減するとともに、所得分配の公平性向上につながる」と評価した。

 決定によると、遺産・贈与税の税率は現行の最高50%から一律10%に大幅に引き下げられるほか、遺産税の免税枠は現行の779万台湾元から1,200万元(約3,730万円)へと引き上げられる。また、贈与税の免税枠も現行の111万元から220万元へとアップされる。

 一方、遺産・贈与税の引き下げが富裕層を対象とする減税ではないかとの批判があることについて、賦税改革委は「ぜいたく品売上税」の導入などを提案した。