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銀行の中小企業向け融資、3千億元積み増し


ニュース 金融 作成日:2008年10月17日_記事番号:T00010949

銀行の中小企業向け融資、3千億元積み増し


 行政院景気対策小グループは16日、中小企業向けの景気対策として、政府系金融機関による中小企業向け融資残高を来年末までに3,000億台湾元(約9,300億円)増やすことを目標に掲げた。今年下半期までにまず1,000億元の融資を行う。17日付経済日報が伝えた。

 行政院経済建設委員会(経建会)の胡仲英副主任委員は、「政府系銀行が中小企業向け融資に積極的に取り組むように調整を進める」と述べた。

 中小企業信用保証基金の中小企業向け融資に対する保証比率も現在の40~80%を最高80%の範囲内で平均10%引き上げる。また、保証限度額も現行の1億元から1億2,000万元に引き上げる。

 今回の措置について、銀行業界関係者は「不景気の中では、信用保証基金による保証が増えないと融資を増やせない」として、 保証比率の引き上げを歓迎した。

 行政院金融監督管理委員会(金管会)の統計によれば、8月末までの2カ月間に銀行の中小企業向け融資残高は300億元減少している。