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トヨタ新型アルファード予約殺到、納車4年待ちも(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年6月26日_記事番号:T00109663

トヨタ新型アルファード予約殺到、納車4年待ちも(トップニュース)/台湾

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は21日、トヨタの最高級ミニバン、アルファードの新モデルを発売した。価格は315万台湾元(約1500万円)から。モデルチェンジ前の2000件以上の予約に加え、新モデル発表から2時間で400件の予約が殺到した。年間割当台数の500台に対し、予約は合計2400件以上と5倍近く、納車の一部は2~4年後にずれ込む可能性がある。22日付経済日報などが報じた。

/date/2023/06/26/00alphard_2.jpgアルファードは、家族との移動や大事なお客様の送迎などのシーンを想定し、「快適な移動の幸せ」を極めることをコンセプトとして開発された(和泰汽車リリースより)

 和泰汽車によると、もともと人気車種で深刻な供給不足だった上、モデルチェンジを控えており、ディーラーは年初以降、予約受付を停止していた。既に予約済みの顧客に対し、モデルチェンジしても納車待ちするか確認すると、2000件が新型モデルの納車待ちとなった。

 アルファードは、40代以上の男性、特に企業経営者や幹部、自営業者などがターゲットで、政治家や芸能人にも人気だ。

 例年は、年間1000台以上供給していたが、新型コロナウイルス禍の直近2年は半導体など部品不足で供給台数が減少し、昨年は500台にとどまっていた。

 今年は前モデルを180台納車した。新モデルの輸入割当500台を合わせると、年間680台。蘇純興・総経理は、納車待ちの期間を短縮できるよう、日本本社と、割当台数の引き上げ交渉を行うと語った。

 新型アルファードは、2.5L直列4気筒DOHCエンジン(A25A-FXS)を搭載したトヨタハイブリッドシステムを採用している。システム最高出力184kw(キロワット)の高出力と同時に、ガソリン1リットル当たりの走行距離16.5キロメートルに燃費を向上させた。

レクサス目標3万台に引き上げ

 蘇・総経理は同日、トヨタの高級車ブランド、レクサスの今年の販売目標を従来の2万3000台から3万台に引き上げると表明した。目標を達成すれば、台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)が2020年に記録した年間販売台数2万9654台を超え、過去最高を更新することになる。

 レクサスの1〜5月の新車登録台数は前年同期比60%増の1万3900台だった。レクサスのミニバン、LMも今年、新モデルが発表される予定だ。発表前にもかかわらず、予約は増加しており、既に1200件に達している。

 和泰汽車の今年の新車販売目標は年初の16万3000台から17万台に引き上げられた。市場シェアの目標は38%となる。

 蘇・総経理は、各社とも供給不足が解消されており、今年の新車登録台数は当初の予測45万台を上回る可能性があると語った。

 

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