ニュース 商業・サービス 作成日:2023年6月27日_記事番号:T00109687
高速鉄路(高鉄)桃園駅付近の大型アウトレットモール(桃園市中壢区)、華泰名品城(グロリア・アウトレット)は26日、モールの1〜3期の屋上に合計2万平方メートル以上の太陽光発電装置を設置したと明らかにした。年間発電量は450万キロワット時(kWh)で、温室効果ガス排出量を2300トン削減できる見通しだ。全て台湾電力(台電、TPC)に売電する。2050年の温室効果ガス排出量実質ゼロ(ネットゼロ)実現に向け、三井アウトレットパーク台中港や三井アウトレットパーク台南、百貨店大手の遠東そごうなど、太陽光発電設備の屋上設置が進んでいる。27日付経済日報が報じた。
桃園市は日射量(太陽からの放射エネルギー量)が多く、太陽光発電に適している。グロリア・アウトレットは、新型コロナウイルス禍で来店客が少なかった2年の間に太陽光発電設備の設置を完了した。
梁曙凡・董事長兼総経理は、桃園市の商業施設で最も大きいグリーンエネルギー発電所だと語った。
大安森林公園5.5個分
三井アウトレットパーク台中港に続き、高鉄台南駅に近接している三井アウトレットパーク台南も、駐車場や建物屋上に太陽光発電設備を設置した。台南市も日射量が十分だ。年間発電量は400万キロワット時で、排出量を年間2100トン削減できる見通し。大安森林公園(台北市大安区)5.5個分に相当する。米ブラックロック傘下の永鑫能源(ニューグリーンパワー)が設計・施工を手掛けた。
遠東そごう、自家消費も
遠東そごうは2015年に天母店(台北市士林区)の屋上に太陽光発電設備を設置した。面積は55.42平方メートル。21年の発電量は1万1430キロワット時で、全部を店舗で使用した。
19年から新竹店(新竹市中央区)の屋上にも太陽光発電設備を設置した。第1期の面積は2300平方メートル、投資額は2030万台湾元(約9400万円)。21年の発電量は55万4979キロワット時で、うち1割を店舗で使用した。
21年に新竹店で第2期の太陽光発電設備の設置を開始しており、今年完成する予定だ。面積は1831平方メートル。
【セミナー情報です】
AIチャット襲来!チャットGPTの台湾ビジネス事例と日系企業の活用術。参加者にはチャットGPT活用虎の巻を贈呈いたします。7月21日開催。 検索は「ワイズ、AI活用術」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722