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海協会副会長が南部入り、民進党が抗議活動


ニュース 政治 作成日:2008年10月20日_記事番号:T00010973

海協会副会長が南部入り、民進党が抗議活動


 中国の対台湾窓口機関である海峡両岸関係協会(海協会)の張銘清副会長が19日午後、台南芸術大学で開かれた両岸メディア学術シンポジウムにアモイ大学伝播学院院長の肩書きで出席した。台南市内では張副会長が民進党市議会議員による抗議活動に遭遇する一幕もあった。20日付聯合報が伝えた。

 張副会長による今回の訪問は、近く訪台する陳雲林・海協会会長の「先遣隊」的な役割があるとみられるが、空港での記者団の質問に対し、張副会長は「そういう考えはない」と答えた。

 主催者側は同日夜、台南名物の「度小月担仔麺」で張副会長らをもてなしたが、店頭では王定宇台南市議(民進党)らが「台湾は中国の一部分ではない」などと気勢を上げ、取り締まろうとした警察に「なぜ共匪を保護するのか」などと詰め寄る場面もあった。ホテルに戻った張副会長は「台湾の印象は良い」と答えただけで足早に立ち去った。

 王市議らは20日にも台南芸大に向かう道を車で封鎖するなどの抗議活動を計画している。

 張副会長は以前、国務院台湾事務弁公室の報道官を務めており、中天電視の政治バラエティー「全民大悶鍋」でものまねのネタにされるなど台湾では知られた存在だ。