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馬総統、「任期内に中台平和協定締結を」


ニュース 政治 作成日:2008年10月20日_記事番号:T00010975

馬総統、「任期内に中台平和協定締結を」

 
 馬英九総統は先ごろ、インドのシンクタンクが発行する学術誌「インディア&グローバル・アフェアーズ」とのインタビューで、「任期内(2012年5月まで)に憲法改正を実現し、北京との平和協定を締結することに全力を尽くす」という考えを示した。馬総統が中台平和協定に向けて時間的な見通しを示したのは初めて。ただ、馬総統は「締結に向けたタイムテーブルはない」としている。19日付中国時報が報じた。

 また馬総統はインタビューで、「総統就任2年後(2010年)に憲法評議チームを編成して現行憲法の長所短所を検討したい」という希望を語った。

 馬総統の発言について政策決定に詳しい国家安全部門の幹部は、「(平和協定に向けた)第1段階は、『外交休兵』を対中戦略の既定路線とすることで、第2段階は直航チャーター便や中国からの台湾観光開放などの『法令の緩和』、第3段階国際空間における台湾の活動および平和協定締結に関する協議だ」と分析する。その上で10月末または11月初めに台湾で実現が見込まれる中台公式協議での中国側代表、陳雲林・海峡両岸関係協会(海協会)会長の反応 が、「現在のところ最も重要な指標となる」と指摘した。