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ららぽーと高雄を着工、26年オープンへ(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2023年7月3日_記事番号:T00109787

ららぽーと高雄を着工、26年オープンへ(トップニュース)/台湾

 三井不動産は30日、リージョナル型ショッピングセンター(RSC)、「三井ショッピングパーク ららぽーと高雄(仮称)」を着工したと発表した。店舗数は約280店を予定し、2026年開業の予定。今年オープンしたららぽーと台中(台中市東区)が大盛況で、24年オープン予定のららぽーと台湾南港(仮称、台北市南港区)とららぽーと高雄も、周辺の商圏に活気をもたらしそうだ。1日付聯合報などが報じた。

/date/2023/07/03/00lalaport_inside_2.jpgららぽーと高雄の内観イメージ。低層のモール構成で、来店客が快適に回遊・滞在できる(三井不動産リリースより)

 ららぽーと高雄は、高雄都市交通システム(MRT)橘線の鳳山西(高雄市議会)駅に隣接する市街地エリアに位置し、西側には台湾最大級の総合芸術文化施設「衛武営国家芸術センター」が立地している。

 地上6階、地下2階建てで、立体駐車場棟を含む延べ床面積が約6万2000坪、店舗面積が約2万1000坪となる。店舗数は280店で、台湾内外のファッションブランドに加え、台湾初進出、高雄初進出の日本ブランドも出店する予定だ。

 中央社電によると、投資額は100億台湾元(約465億円)。

/date/2023/07/03/00lalaport_outside_2.jpgららぽーと高雄の外観イメージ。鳳山エリア周辺の自然・文化・アートと調和を図った外装デザインだ(三井不動産リリースより)

 陳其邁・高雄市長は着工式典で、ららぽーと高雄が出店する鳳山エリアはこれまでショッピングセンター(SC)がなかったと、期待感を示した。

 高雄市政府経済発展局は、ららぽーと高雄は衛武営国家芸術文化センターの向かいに位置しており、今後、高雄MRT黄線が開通すれば、人の流れが増え、地域のサービス業も発展すると予測した。

 ららぽーと高雄は、ららぽーと事業の南部のフラッグシップ施設だ。三井不動産にとって、営業中の三井アウトレットパーク台湾林口(新北市)、三井アウトレットパーク台中港(台中市)、三井アウトレットパーク台南(台南市)を合わせると、台湾6店目となる。

ららぽーと台中、週末4.5万人

 3日付工商時報によると、5月16日にグランドオープンしたららぽーと台中は、平日は1日当たり平均2万人、週末は4万5000人が来店している。今年の売上高目標は65億元。

 ららぽーと台中の出店によって、新光三越百貨の台中中港店(台中市西屯区)や台中大遠百(トップシティー)などから成る台中市の百貨店・SC市場規模は900億元の大台に乗る可能性がある。

 新光三越の台中中港店の許宜敬・店長は、上半期の売上高は1割以上増加したと語った。

 ららぽー台中に近い、太魯閣新時代(タロコモール)は、ららぽーと台中が今年1月にプレオープンして以来、人が増えたと指摘した。4月にららぽー台中の北館がプレオープンしてから、タロコモールは来店客が前年同期比26%増、売上高は55%増加した。

 

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