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中台直航チャーター便、36便に倍増へ


ニュース 運輸 作成日:2008年10月20日_記事番号:T00010981

中台直航チャーター便、36便に倍増へ

 
 10月末または11月初めに台湾で開催される見込みとなっている再開後2回目となる中台公式協議に向け、中台当局が中台直航週末チャーター便の現行週18便から36便以上への増便について合意に達したという観測が出ている。20日付経済日報が報じた。

 またチャーター便の中国側発着点も、成都、重慶、杭州、大連、桂林、深圳の6カ所が加わり、中国人観光客が訪台する際の申請手続きも簡略化される見通しだ。さらにチャーター便の直線ルートも、日本、韓国の飛行管制空域に入る前に西に向かうルートを採用することで合意したとされる。

 一方貨物チャーター便についても、台湾側は桃園国際空港、中国側は広州、上海を発着点とする開放で合意に達したとされるが、開放されるのは中台間の貨物輸送のみで、欧米への経由地としての利用は先送りとなりそうだ。

 航空業界関係者によると、台湾からの航空貨物便は過去数年、輸出量が大幅に減少しており、中台貨物便の開放に新たな転機としての期待が寄せられているが、「中台間貨物」と「経由貨物」の取扱量には大きな差があり、「経由貨物」が開放されて初めて実質的な効果がもたらされるという。