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郭鴻海董事長のがんセンター寄贈、台大と正式契約へ


ニュース 公益 作成日:2008年10月20日_記事番号:T00010986

郭鴻海董事長のがんセンター寄贈、台大と正式契約へ

 
 鴻海精密工業の郭台銘董事長が昨年9月、国立台湾大学への寄贈の覚書を締結した、500床規模のがんセンターと先端がん治療を行う「プロトンセンター」について、両者は今後1カ月以内に正式契約を結ぶ予定だ。19日付聯合報が報じた。
 
 湯明哲台大副校長によると、郭鴻海董事長が設立した慈善基金「永齢福利慈善事業基金会」により100億台湾元(約310億円)相当の建物および設備機器が寄贈される予定だ。
 
 台湾大学校務会は18日、センター設置に関する組織規定を決議。設置場所は台大医院公館院区(台北市基隆路)内とするが、台大医院からは独立した病院とする計画で、2011年にオープンさせたい考えだ。なお、産学連携プロジェクト(50億元相当)は、医学研究棟「医工館」のための用地が取得できておらず、契約も後日となる見通しだ。
 
 正式契約後には、行政院衛生署の認可取得のための審査が行われる。完成すれば、台湾で初めてのがんセンターを備えた公立病院が誕生することになる。