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友達と奇美の来年損失750億元、JPモルガンが予測


ニュース 電子 作成日:2008年10月20日_記事番号:T00010995

友達と奇美の来年損失750億元、JPモルガンが予測

 
 友達光電(AUO)と奇美電子(CMO)は2009年、大手液晶テレビメーカーが社内調達の拡大を進めるため受注が伸び悩み生産能力利用率が低下し、2社で合わせて約750億台湾元(約2,340億円)の損失を出すという予測が、このほどJPモルガン証券によってまとめられた。20日付工商時報が伝えた。

 同証券がまとめた統計では、2009年の液晶テレビ出荷台数は、▽サムスン電子、2,800万台(うち外部委託1,400万台)▽ソニー、2,200万台(同400万台)▽LG電子、1,450万台(同450万台)▽フィリップス、1,000万台(同200万台)──で、外注先はサムスンは主にS-LCD、LGとフィリップスは主にLGディスプレイ(LGD)だとしている。

 サムスンとソニーからの受注が出荷の多くを占める友達と奇美では、09年のテレビ用パネル受注は4,200万枚で、前年比成長率は7.6%と過去最低となる見通し。

 JPモルガン証券では、2社の生産能力利用率は第4四半期に70%を下回り、来年はさらなる低下が予想されるとしている。個別の損失額は、友達は400億元、奇美電は349億元という予測だ。