ニュース 電子 作成日:2023年7月12日_記事番号:T00109963
通信機器大手、エリクソンが11日発表したモビリティーレポートによると、台湾のモバイルデータ通信の使用量は、1ユーザー当たり月平均30GB(ギガバイト)以上で、世界トップクラスだった。使い放題プランが主流のため、使用量が多いと分析した。台湾政府の調査によると、消費者の46%が自宅でもモバイルデータ通信を使用していることも要因だ。12日付工商時報などが報じた。
エリクソンは、2023年末に世界のモバイルデータ通信量は1ユーザー当たり月平均20GB以上になると予測した。
エリクソンは、世界に現在、第5世代移動通信(5G)対応のスマートフォンは870種類あり、23年スマホ出荷台数の62%を占めると予測した。
5G普及率、31%
国家通訊伝播委員会(NCC)によると、5月末時点の台湾の5Gユーザーは延べ746万8000人だ。通信事業者の5Gユーザーは、▽中華電信、272万7800人、▽遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)、199万4300人、▽台湾大哥大(台湾モバイル)、169万7800人、▽台湾之星電信(台湾スターテレコム)、72万4000人、▽亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)、32万4000人──だった。
台湾愛立信(エリクソン台湾)の周大企・総経理によると、台湾の5G普及率は31%で、23年末に40%まで上昇する見通しだ。韓国の23年2月末時点の5G普及率は37%で、モバイルデータ通信量全体の78%が5Gだった。中国の5G普及率は33%以上で、5Gユーザーは5億9000万人。
周・総経理は、5G市場の上位20位に、台湾が含まれていると指摘した。レポートによると、上位20位の国・地域は他に、▽日本、▽韓国、▽中国、▽香港、▽シンガポール、▽米国、▽英国──など。
5G普及率は22年末時点で北米が41%で、最も高かった。28年に北東アジア(日本、台湾、中国、香港、韓国)の5G普及率は70%を超えると予測した。
世界の5Gユーザーは10億人以上だ。今年は15億人で、前年比5割増の見通しだ。過去2年の売上高は年平均成長率(CAGR)3.5%で、合計7%増加した。
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