ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国海協会副会長、台南で激しい抗議に遭遇


ニュース 政治 作成日:2008年10月21日_記事番号:T00011001

中国海協会副会長、台南で激しい抗議に遭遇

 
 台湾南部を視察中の、中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の張銘清副会長が、台南で市民の激しい反発に遭遇した。

 21日午前、台南市1級古蹟、安平古堡を訪問した張副会長は、民進党の李文正台南市議から「帰れ」という罵声(ばせい)を浴びせられた。

 また、孔子廟では、「台湾は中国の一部ではない」、「台湾は独立する」といった抗議の声を上
げる群衆に囲まれて転倒する場面もあった。現場に居合わせた民進党の王定宇台南市議は、「木の根につまずいて転んだ」と話しているが、台南市警察局で事情を調査している。

 転倒した張副会長は警備員に守られてその場を離れ、乗ってきた車に戻ろうとしたが、男がその車の上に登り飛び跳ねて抗議を続けた。

 張副会長は20日にも、台南芸術大学での講演中に成功大学の学生2人が突然立ち上がり、「毒ミルクを持って帰れ」などと叫ぶなどの抗議を受けた。これに対し張副会長は「突発的な出来事で、事前に手配したものではありません」と冗談で受け流したが、21日と22日の公式日程をすべてキャンセルし、21日の古蹟訪問は「プライベート」と称して行っていた。