大同集団傘下の緑能科技（グリーン・エナジー・テクノロジー）と尚志半導体は20日、中国山東省イ坊市（イはさんずいに維）に合弁で新会社「宇駿新能源」を設立し、シリコンウエハー切断工場を建設すると発表した。両社による投資額は1,010万米ドル。今月中に着工し、操業開始は来年後半、生産能力は年60メガワット（MW）を見込む。21日付蘋果日報が伝えた。
新会社への出資比率は緑能、尚志半導体が各40％となる。緑能の林蔚山董事長は「大同集団の中国における太陽電池事業の重要拠点になる」と述べた。
緑能はこのほか、内モンゴル自治区のフフホトで中国政府系の多結晶シリコンメーカーの神舟硅業と合弁でシリコン生成工場を着工する計画だ。生産能力は当初年100MWで、順次１ギガワット（GW）まで拡充する。
一方、緑能は同日、台湾で無担保転換社債を発行し、15億台湾元（約46億8,000万円）を調達する計画を明らかにした。
