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台北市の9月不動産移転登記、5.3%減少


ニュース 建設 作成日:2008年10月21日_記事番号:T00011016

台北市の9月不動産移転登記、5.3%減少

 
 台北市の9月の不動産所有権の移転登記件数は、前月比5.3%減の3,928件だった。8月の前月比31%減と比べて下落幅が大きく縮小し、2002年の不動産市場低迷期と同水準まで落ち込んでいることから、既に谷底に達したとみられる。台北市政府地政処の統計として21日付蘋果日が報じた。
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 台北市の移転登記件数は、5月の7,218件から下がり続け、この4カ月の下落幅は45%に上った。短期的にはこれ以上下がることはないと、不動産仲介大手の信義房屋は指摘した。

 第3四半期の移転登記件数は、前年比5.54%減の1万4,100件だった。特に下落幅が大きかったのは、▽信義区、25.16%減▽大安区、21.67%減▽内湖区、11.22%減▽中山区、8.31%減──で、増加が目立ったのは、▽文山区、30.82%増▽北投区、11.27%増──だった。エリアごとの成長率の違いは、信義区、大安区などの物件価格が高いエリアでは、不動産所有者が値下げに応じず、文山区などではこの5年、大きな値上がりがなかったためとみられる。