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鉄筋の域内価格、1トン2万元割れ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年10月21日_記事番号:T00011023

鉄筋の域内価格、1トン2万元割れ

 
 鉄筋大手の豊興鋼鉄は20日、国際価格急落や台湾での在庫増、需要減を受け、鉄筋の域内向け工場渡し価格を1トン当たり500台湾元引き下げ、同1万9,800元(約6万2,000円)とすることを発表した。ピーク時に比べた下げ幅は累計で40%に達し、2万元の大台を割り込んだ。21日付工商時報が伝えた。
 
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 豊興鋼鉄の動きを受け、同業の海光企業、志一企業も追随値下げに踏み切る可能性が高いことを明らかにした。

 鉄筋相場は中国での需要増などで一時域内価格が同3万3,000元にまで達したが、豊興鋼鉄は先週の700元に続き、今週も追加値下げに踏み切った。鉄筋価格の2万元割れを受け、相場がかつての1万元強まで反落するかが注目される。

 南部の鉄筋メーカー関係者は「国際的にスクラップ価格が急落しているところに、金融危機のショックが加わり、市場は模様眺めの空気が色濃く、需要に大きく影響している」と分析した。鉄筋輸出価格も8~9月の同800~900米ドルから現在は同550米ドルにまで下落している。