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1号高炉停止の観測、中鋼が否定


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年10月21日_記事番号:T00011024

1号高炉停止の観測、中鋼が否定

 
 鉄鋼業界では20日、第4四半期の川下メーカーの原料調達意欲低下を受け、中国鋼鉄(CSC)が1号高炉を一時的に停止するとの観測が流れた。しかし中鋼関係者は「高炉停止は影響が大きすぎる。現在確かに川下の調達量が減っているが、高炉を止めるほどではない」とこれを否定した。21日付工商時報が報じた。

 観測では、川下メーカーの受注不調が中鋼への原料発注に影響しており、中鋼は生産量を減らして購入意欲を刺激するため、1号高炉の停止を準備しているとされていた。

 中鋼では第4四半期の域内および海外からの受注量は250万トン前後と予測しており、川下からの受注減は、発注後5~10日以内の製品受領に一定の割引を与える優遇制度の実施により、出荷への影響は避けられるとしている。

 同社は11月に川下メーカーに対し来年第1四半期の需要調査を実施する予定で、その後同期の減産状況を決定するとしている。