ニュース
電子
作成日:2008年10月21日_記事番号:T00011025
GPSの長天科技、新製品人気で工場増設
全地球測位システム(GPS)メーカー、長天科技(ホラックス・テクノロジー)は最近、「自転車用多機能GPS」や域内初の「5インチ型タッチスクリーン式PND(簡易型ナビゲーションデバイス)」など新製品を相次いで発売して強い反響を得ている。受注増を受けて同社は、新竹科学園区(竹科)に新しい工場棟を購入した。徐彰徽同社董事長は、「新工場は現在組み立てライン3本が設置され、川下の包装工場ともつながっており非常に便利だ」と満足そうに語っている。21日付工商時報が報じた。
長天科技は、新竹城隍廟(新竹市北区)そばの古いアパートからスタートし、10年余りで著名なGPSメーカーに成長した。同社は金融危機に直面しても研究開発(R&D)のスピードを緩めず、次々と新製品を発売している。
特に10月に新しく発売した「自転車用多機能GPS」は、発売後爆発的な人気となり、10月の単月売上高は過去最高を記録するとみられる。他にも、新開発した「腕時計型GPS」で高齢者、「ペット追跡機」でペット市場での商機を狙う。
また長天科技は、携帯電話用IC大手、聯発科技(メディアテック)のGPS市場における戦略パートナーとなっており、今後の成長が見込まれる。