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作成日：2008年10月21日_記事番号：T00011026
リアルテック、802.11ｎ対応シングルチップ発表
瑞昱半導体（リアルテック・セミコンダクター）は20日、802.11ｎ規格に対応したシングルチップを発表した。これまでの進度に照らせば来年初めから大量出荷を開始する見込みだ。21日付工商時報が報じた。
瑞昱によると、同社の発表した802.11ｎ対応シングルチップは、メディアアクセス制御（ＭＡＣ）、ベースバンドチップ、ＲｏＣの機能を統合したもので、発表は同業他社よりも３カ月早いとしている。同チップはまた、パワーアンプ、スイッチモード電源制御装置など関連部品を含むトランスミッターの転送速度が300メガビット／秒（Mbps）となっている。
瑞昱は29日に第３四半期業績説明会を開く予定だが、証券会社によると第３四半期の同社業績は黒字転換を果たし、粗利益率は前期41.58％と同水準、単期の１株当たりの利益（ＥＰＳ）は1.5台湾元（約4.69円）前後となるとみられる。ただ第４四半期は世界的な景気低迷の影響から、売上高は第３四半期に比べ10～20％減少するとの見方だ。
