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トヨタのEV、デルタがモーターなどQ4出荷か【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年8月1日_記事番号:T00110302

トヨタのEV、デルタがモーターなどQ4出荷か【図表】(トップニュース)/台湾

 1日付工商時報によると、電源装置大手、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)は、トヨタ自動車の電気自動車(EV)向けに第4四半期(10〜12月)から、モーターや電子制御ユニット(ECU)を出荷するようだ。初回の受注は数十億台湾元(1台湾元=約4.53円)、来年は倍増するとされる。デルタは以前の株主総会で、国際的な自動車メーカーのティア1(一次)サプライヤーになったと明かしていた。

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 デルタは、EVは今後数年、デルタの重要な成長エンジンで、欧米や日本の自動車メーカーの上位20社のうち7割がデルタの顧客だが、特定の顧客の情報については明かせないと説明した。

 EV業界関係者は、デルタはEVのティア1サプライヤーとなった上、ECUやモーター、充電パイルまで一貫供給すると指摘した。

 トヨタは今年5月の決算説明会で、2030年までにEV関連に5兆円投資する方針を明らかにしていた。23年3月期(22年4月〜23年3月)のグローバル販売台数は961万台で、うちEVは3万8000台だった。24年は20万台、26年までに年間150万台を販売する計画だ。

技術的な優位性

 デルタは2年前に、トヨタのEVのサプライチェーン(供給網)入りを果たした。主な顧客は他に▽メルセデス・ベンツ、▽フォルクスワーゲン(VW)、▽テスラ、▽ジェネラル・モーターズ(GM)、▽ステランティス──など。

 海英俊・董事長は今年3月、15年前に参入したEV事業が、今年は黒字転換すると見通しを示し、EVの「3種の神器」といわれる重要部品、▽電池(バッテリー)、▽モーター、▽インバーター──のうち、モーターとインバーターは技術的な優位性があると話していた。

 デルタの車載充電は世界シェア10%で、今後15%まで引き上げる目標だ。充電パイルは、累計200万基以上を出荷した。

 デルタが31日発表した第2四半期(4〜6月)の連結売上高は前期比8.3%増、前年同期比11.8%増の1005億5100万元、純利益は前期比17.9%増、前年同期比6.8%増の81億4900万元だった。

 

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