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「王永慶氏と国家の大事を語り合った」、奇美・許文龍氏が哀悼


ニュース その他分野 作成日:2008年10月22日_記事番号:T00011036

「王永慶氏と国家の大事を語り合った」、奇美・許文龍氏が哀悼

 
 「北の台プラ、南の奇美」と呼ばれ、台湾石化業界で台塑集団(台湾プラスチックグループ)と勢力を二分した奇美集団の創業者、許文龍氏(80)が22日、弔問のため故・王永慶氏の霊前を訪れ、「これまで政局の変わり目になるといつも2人で国家の大事について意見を交わした」と交流を懐かしみ、「彼との会話はいつも有意義で、尊敬に値する人物だった」と死去を惜しんだ。22日付中国時報が報じた。

 王永慶氏と40年にわたる付き合いのあった許文龍氏は、よく電話で話をしたといい、「(王永慶氏は)個人的な内容を話したことはなく、いつも国家のため、社会のためを考えていた」と振り返った。

 両氏はこれまで親しい関係を維持してきたが、台プラは従来型産業を重視、奇美集団は電子産業に軸足を移すというようにその経営方針は大きく異なり、また台北出身の王永慶氏はスポーツ好き、台南出身の許文龍氏は芸術好きとその性格の違いもよく対比される。