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中華航空、燃油下落でQ4黒字転換へ


ニュース 運輸 作成日:2008年10月22日_記事番号:T00011039

中華航空、燃油下落でQ4黒字転換へ

 
 原油価格がこの4カ月で大きく下落したことを受け、中華航空(チャイナエアライン)は、ハイシーズンの第4四半期は黒字転換が期待できるとの見方を示した。航空業界は、昨年下半期からの原油価格高騰で、大幅な赤字を強いられてきた。22日付工商時報が報じた。
 
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 同社によると、原油価格が1バレル当たり1米ドル下落すると、航空燃油の支出は年間5億7,000万台湾元(約17億6,000万円)低減される。燃油支出は、ピークだった7月から10月は15億元、11月は24億元減少する見込みだ。燃油支出の減少を受け、9月に赤字幅縮小のため実施した200便以上の減便を、10月中に180便まで縮小する考えだ。

 中華航空では、9、10月の延べ旅客数は、世界的な金融危機の影響で5%(4万5,000人/月)ほど減少したと見積もっている。一方売上高は、航空料金の値上げなどが奏功し約5%の増加が見込めそうだ。

 同社は11月から、オーストラリア、ニュージーランドおよび欧米などの長距離路線のエコノミークラスで、通路側の座席指定料金として500元を追加徴収する予定だ。なお、▽身体障害者や60歳以上の高齢者▽2歳以下の乳幼児連れの旅客──は追加料金が不要だ。